台風１５号の水害について　

台風１５号の影響により、被害を受けた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

弊社は駿河区にあり、水害も停電も免れていたので、活動は出来るのですが葵区の山間部や清水区の広範囲の被害状況が
当初、ニュースに取り上げらる事が少なく感じていて、実際に出向くと予想以上に、床上浸水とそれに伴う泥の処理に困っている家屋が
多いことに驚きました。（土曜日は知らずに清水区へ小工事に向かったのです。）

弊社に直接相談があったお客様と、お付き合いのあるルクハウス不動産経由での相談だけでも床上浸水被害と清水区の断水は深刻でした。
日曜日には、床下の水をポンプで抜く作業を始めて、第一段階は済んでも、お施主様は濡れた荷物の処理・水没した車のレッカー移動の
連絡・保険屋さんへの連絡しながら泥との格闘で疲労しています。

各方面（役所関係）頑張っていると思うのですが、水道の出ない清水区の方は葵区・駿河区の主な地域の停電と断水が無くてそこへ移動すれば、食料と洗濯が可能だったけど
地震などで被害が広範囲の時は・・・と思うと恐ろしいです。

※たまたま先の工事の用事で電話した職人さんの家（静岡市葵区内牧）も大変な被害にあった事をその時に初めて知ってお見舞いに
行ったのが月曜日です。（TV見てもあまり状況が解らなかったのです。）

お客さんに地震の時は頼むね。と言われる度にその時は自分も職人さんも被災して動けませんよ～と軽口叩いていたけど、本当に備えが
必要です。　

リフォームの相談はまだこれからもあると思いますが、平常時でも職人が不足気味なのですでに数人の大工さんや他の職種にも相談している状況です。
すでに相談のあったお客様（床上浸水）には、罹災証明と仮住まいの手続きも保険屋さんへの連絡と平行して進めるようには伝えましたが、
やる事が多い上に水が使えない等、かなり疲れた様子です。

弊社も少しでも力になれるよう努力はしますが、水のポリタンクでさえ一瞬で静岡市周辺から消えたように職人不足は起ると思うので
リフォームには少し余裕を持って頂けたらと思います。

※ここからが、重要で床の水と泥が気になると思いますが、特に最近の家は断熱材等がしっかり入っていますので浸水した壁内と床下地の
裏側にも断熱材が張り付いている場合は、後からカビ等の発生があるのでご注意下さい。（床下の写真は載っていません。）
余裕があれば、壁を剥がして水を吸っている中の断熱材をカットして壁内に扇風機（水没していないコンセントから）を当てるなど出来たら
応急処置になると思います。（断熱材の下の部分をカット）　全部捨てている住人も見かけましたがそれも良いかと思います。
（皆さん、床下は気にしていても話を聞いていると壁の中までは考えていないケースが多いので写真にしました。）
これから、湿気が少なくなると思われるので無理の無い範囲で頑張りましょう。